Z会は続けていました。
自分のペースで続けられるのが良かったようです。
ですが1学期終わりの三者面談で、初めて通信制の話をされました。
確かにこれだけ学校にいけない状態になっていたら、そっちも考えないと…と慌てて資料請求しました。
そんなある日、キーワード登録していたもので録画されていた番組で、N高の事を目にしました。
そのコーナーを息子に見せてみると、「ここいい!」とかなり前のめり。
他の学校の資料を見て特徴を伝えても、「ここかなぁ」と。
なので届いた資料を見せると「沖縄に行きたいからNがいい」というのでオープンキャンパスに行って個別相談もしてきました。
第一志望の公立に落ちたら、ここに行きたい!と気持ちが決まったようです。
その話を夫にすると、案の定「そりゃあそういう学校の方が楽しいって思うよね」と否定的。
ここを説得するの面倒だなーと思いつつ、通うのは本人だから納得したところに行ってもらわないと、と思いました。
そして2学期に始まる全3回の実力テストも、3回目だけ、自宅受験させてもらいました。
受験校は社会が試験科目になかったので4教科だけやり、私が学校に届けました。
ですがその後、「やっぱり第一志望Nにしようかな」と言いはじめました。
私はもう本人が行きたいところに行けばいいと思っていたので「いいんじゃない」と。
でもごちゃごちゃ言われるのが嫌で、まだ夫には何も言いませんでした。
その後行われた三者面談、まずは実力テストの結果を渡されました。
国数理の三教科、8割取ってました。
英語は嫌いなのと、リスニングがなかったので異常に低い点数でしたが、割合的には6割弱の点数。
これを見た私は、今まで本当に頑張ってたんだな!と感動したんです。
なのでうれしい顔してたんでしょうね。
そして先生からの「授業来てないのにこの点数はすごい!職員ざわついたよ。進路指導の先生も、受かるかもって言ってたよ」という言葉。
これを聞いた長男は、本当に頭を抱えてしまいました。
この日は「第一志望N高にします」というつもりで来たんです。
そこで母の嬉しそうな顔と先生方の期待に、このまま通信制に行っていいのかと悩んでしまったようです。
でもここで口出しはしたらダメと私も先生も黙って見守り、ついに「公立受験します」と言いました。
で、その場で第一志望公立、第二志望N高オンライン通学コースと記入して帰りました。
本人に大丈夫?と聞いたら「頑張る」と。
無理をしなければいいなと思いつつ、見守ることにしました。
それから一か月後、最後の三者面談がありました。
ここで、最終決定を下すんです。
これが元になって、各都道府県の倍率が発表されるんだなーとぼんやり思っていました。
そこでも11月の面談通り、第一公立・第二N高で提出しました。
その後はいつも通り体調の良い時はZ会をやったり、辛い時は布団で過ごすという相変わらずな日々を過ごしていました。
そして年が明け、担任の先生から公立高校の申し込み書類を持って行きたいと連絡をもらいました。
少しお話して、いよいよかー、入金いつ行こうと考えていたんですが、その頃の長男はめちゃくちゃ体調悪かったんですよね。
本当に受験できるの?と心配しつつも受験するって言ったし…とちょっとモヤモヤしてました。
長男も、頑張ると言っているのですが、少しずつネガティブな雰囲気が前に出てきました。
これは無理かも…と思ったんですが、私が口を出すと誘導になる?とひたすらモヤモヤする日々が続きました。
そろそろ入金しないといけない日が近づいたある日、ついに長男は決断しました。
「受験して、もし受かっても、通い続ける自信がない。だから受験辞めてもいい?」と。
「それに、こんな状態で試験を全て受けられる気がしない」とも。
担任から振込用紙をもらってから、ずーっと悩み続けたようです。
そんな辛い思いをしてまで受験してほしいなんて思っていないので、そうしよう、と言いました。
この時点で、学校に電話できる時間を過ぎていたので、翌日担任に伝えますと、すっ飛んできてくれました。
本人にも「後悔しない?大丈夫?」と何度も念押しをされ、「はい」という長男の返事に、「分かった。学校に変更を伝えるね」と帰られました。
そこから調査書も書いてもらい、併願で押さえていたN高に進学意思決定を伝え、長男の受験は終了しました。
もし病気にならず、第一志望の公立高校を受験していたら、きっと受かっていたと思いますが、途中でついていけなくなって退学していたかもしれません。
本人もそう言っていました。
もしそうなっていたら、中二の時に折れた時以上に心が折れて、通信制に転入するなんていう事も出来なかったんじゃないだろうかと。
長男をさんざん追い詰めて本当に申し訳ない思いでいっぱいですし、二転三転してどうなる事かと思いましたが、今ニコニコ元気に生きてくれている、それが何にも代えがたい幸せなことなんだなーとかみしめています。
これが、長男の高校受験記です。

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